記事内に広告が含まれています。
言語切り替え

アレルギー対応ケーキの先駆け!こだわり素材の「パティスリーアパレイユ。」【白石区】

アパレイユ。 TakeOut

新鮮な有機野菜や自然食品が取り揃えられた白石区の「有機やさいアンの店」。このお店の一角に、絶品スイーツコーナーが設けられているのをご存知でしょうか?こだわり素材を使い、安心安全なお菓子を製造しているのは、お店の2階に工房を構える「パティスリーアパレイユ。」さん。体に優しいだけでなく、グルテンフリーなど一部アレルギーにも対応されています。今回は工房にお邪魔させていただき、スイーツ作りへのこだわりを伺ってきました。

パティスリーアパレイユ。のスイーツが買える「有機やさいアンの店」

パティスリーアパレイユ。さんのスイーツは、白石区本通にある「有機やさいアンの店」で購入できます。
新鮮な有機野菜をはじめ、お米や卵、乳製品、お豆腐や納豆、調味料、そして洗剤等の日用品まで、こだわりの品を幅広く取り揃えられたお店です。

生鮮食料品から調味料、加工品などがずらりと並ぶ店内

創業は1989年7月とのこと。なんと35年営業されています。
取り扱っているのは有機、農薬不使用、減農薬、非遺伝子組み換え品、香料・化学調味料不使用といったような、安心安全な選りすぐりの品ばかり。

35年間にわたり、こだわりを貫かれてきたお店の姿勢には頭が下がる思いです。

Kaori
Kaori

今でこそ、オーガニックを扱うショップは増えてきましたが…
既に35年前から取り組んできた「アンの店」は、その先駆けだといえるでしょう。
ファンが多いのも頷けます。

そんなアンの店の店内奥のコーナーに、「パティスリーアパレイユ。」のお菓子が並びます。
撮影日当日並んでいた商品の中で、米粉のロールケーキやキャロットケーキ、バスクチーズケーキ、ガトーショコラ、米粉クッキーは小麦不使用だとのこと。
予約をしなくても、店頭に在庫があればグルテンフリーケーキを即購入できるというのはありがたいことですね。

テイクアウトしたスイーツやアンの店の商品は、記事の後半でご紹介します!

冷蔵品コーナーにはチーズケーキやガトーショコラが並ぶ。バスクチーズケーキとガトーショコラはグルテンフリー
パティスリーアパレイユ。で使われている小麦はこだわりの北海道産。食べられる方はぜひ!
パティスリーアパレイユ。さんで作られたホールケーキのデザインは、ここに掛けられたアルバムでみることができます。

パティスリーアパレイユ。のスイーツ作りへのこだわり

お店の2階が工房になっています。
(通常こちらでケーキは販売していませんのでご注意を。クリスマスケーキの受け渡しなど、イベント時に使用されることはあるとのことです)

工房前の黒板

この工房でこだわりのスイーツを作られているのは、シェフパティシェールの渡辺彩文(ひとみ)さん。

実は、1階のアンの店は、渡辺さんのお母様が35年前に創業されたお店なのだそうです。

もともと調理師でレストラン勤務経験のあるひとみさんでしたが、あるとき「アンの店の素材を使ったスイーツを作って欲しい」との要望を受け、お菓子も作るようになっていったのだとか。

最初はご自宅を工房に改装し、アンの店などに卸しをしていたのだそうです。
そのようなスタイルを10年ほど続けたのち、2013年10月にアンの店の2階で本格的な工房を構え「パティスリーアパレイユ。」としてスタートすることとなりました。

店名の「アパレイユ(appareil)」とはフランスの料理用語で【卵や牛乳を混ぜあわせた液状の生地】を意味します。
具体的にはプリンやキッシュ、タルトに流し込むような生地のことです。
直訳すると、「準備されたもの」「仕掛け」などという意味も。

Kaori
Kaori

お菓子屋さんらしくお洒落で素敵な店名ですね!

渡辺さん
渡辺さん

祖母にも覚えてもらえやすい名前をと思い名付けました。
1文字目が50音の最初に来る言葉なので、多くの人の目に留まって欲しいという願いも込めています。

そんなパティスリーアパレイユ。さんの作るお菓子への取り組みは、素材選びから製造、器具に至るまで、こだわりに本気度を感じてしまいます。

*素材のこだわり*(一部抜粋)
…深川市増田さんの農場で育てた野菜などを食べている平飼いの卵
砂糖…種子島のサトウキビを圧搾してしぼり、煮詰めて結晶化させたミネラル分の残る”粗糖”
生クリーム…北海道十勝産の生乳100%で作る純生クリーム
牛乳…江別小林牧場の、土づくりからこだわった生乳100%のさわやか牛乳
小麦粉…北海道産小麦を、作るお菓子にあわせ数種類を使い分け
米粉…北海道新篠津村産の特別栽培おぼろづき、ゆめぴりか、北海道産のななつぼしを作るお菓子に合わせ使い分け
果物…北海道で収穫できる時期はできるだけ北海道産を使用。近隣農家へ直接収穫に向かうことも。
ベーキングパウダー…アルミニウムフリーで遺伝子組み換えの原料を使用しないベーキングパウダーを使用
豆腐・豆乳…豆腐は北海道産丸大豆原料100%のものを、豆乳は国産大豆100%の無調整豆乳を使用
その他…オーガニック、フェアトレードなどのチョコレート、ナッツ類、ドライフルーツを使用。着色料はすべて野菜パウダーなど天然原料を使用

お菓子に使われている素材の一部は店頭でも購入できます

 *製造のこだわり
・清掃、殺菌、煮沸消毒、異物混入対策などを徹底
→一般社団法人札幌市食品衛生協会より、食品衛生優良の表彰をうける
・アレルゲンが混入しないよう、器具の使用前に洗浄、殺菌を徹底
(但し同じ製造ライン上で乳、卵、小麦、落花生、くるみ、オレンジ、キウイ、大豆、バナナ、もも、りんご、ゼラチンを含む製品を製造しているため、混入を完全に防げるものではありません)
・器具、食器、白衣の洗浄はシャボン玉石けん、パックス石けんの洗剤、酸素系漂白剤などを使用することにより、食品に科学的な香料などの香りが移らないよう留意
・ラップを使用する場合は、直接食品に触れるものには添加物を含まないポリエチレンラップを使用

※詳しくは、公式HPのこちらですべて確認できます。

Kaori
Kaori

こだわりが徹底されていますね!
ちなみに、最初からアレルギー対応のケーキも作られていたんでしょうか?

渡辺さん
渡辺さん

いえ、当初はそれほどアレルギー対応の要望は多くなかったんです。
だんだんと増えてきた感覚で…
現在はオーダーケーキの半分はアレルギー対応ケーキですね。

アンの店の創業者であるお母様の、安心安全な食への想いがひとみさんのお菓子作りへと引き継がれ…体に良いものを求める人だけでなく、今やアレルギーに悩む人にも喜ばれるパティスリーとなっているのですね。

Kaori
Kaori

最後に…ひとみさんご自身が好きなアパレイユ。商品を3つほど教えてください!
(悩ましい質問をしてごめんなさい)

渡辺さん
渡辺さん

そうですねえ…
1つはグルテンフリーではないのですが「コーヒーパイ」が気に入っています。
次に「ガトーショコラクラシック」、続いて「バスクチーズケーキ」でしょうか

Kaori
Kaori

コーヒーパイ、以前イベントで購入させていただいたことが。
ほろ苦さがコーヒー好きにはたまらないおいしさでした!
小麦がOKな方は、ぜひ試してみてください。


*コーヒーパイ*(1枚¥380)

北海道産小麦と十勝産生乳の発酵バターと無塩バターを使って折ったパイ生地に祝島の岩田コーヒーさんにブレンドしてもらったコーヒー豆を粉にして配合したコーヒークッキーを重ね合わせて焼き、フェアトレードカカオを原料に使用したホワイトチョコレートとカカオニブを合わせました。
パティスリーアパレイユ。公式Instagramより引用

貴重なお話をきかせていただきありがとうございました!

グルテンフリースイーツとアンの店の商品をテイクアウト

今回テイクアウトしたスイーツ(左)と、アンの店の商品(右)です。

スイーツは冷蔵商品より「バスクチーズケーキ」¥395、「ガトーショコラクラシック ミニ」¥1460、冷凍商品より「米粉のキャロットケーキ」¥450、「アンの白い桜餅 4個入り」¥680、常温商品より「お米のクッキー かぼちゃ/ごま」¥140、「黒豆きなこのクッキー 4枚入り」¥240(※こちらは小麦入り商品)

アンの店より「長沼町Mossgardenの平飼い卵10個」¥750、「アンの寄せ豆腐」¥292、「アンのこだわり納豆大粒」¥181、「特別栽培玄米もち7個入り」¥648、「徳島県産みかん」¥360

ケーキの拡大写真になります。以下の3点はすべてグルテンフリーです。

奥がオーガニックチョコレートと北海道産の発酵バターを贅沢に使用した「ガトーショコラクラシック ミニ」。
どっしりしているように見えますが、フォークを入れるととても軽く、口に運ぶとほわっと滑らかに溶けていきます。控えめで上品な甘さとチョコレートのコクがたまりません。スライスして自宅で冷凍保存しましたが、すぐになくなってしまいそうなおいしさです。

手前左は小麦・乳不使用の「米粉のキャロットケーキ」。
すりおろした有機人参(訪問時は北海道美幌産)をたっぷり入れて、くるみ、レーズン、シナモン、ローズマリーの香りをきかせたケーキです。上部に纏っているのは、ココナッツのフロスティングクリーム。
人参の自然な甘さとほんのり甘酸っぱいレーズンの組み合わせに、スパイスがほどよく利いています。
レーズンもスパイスも主張しすぎることなく、人参のおいしさを引き立てているかのような味わいでした。

Kaori
Kaori

ローズマリーとスイーツの組み合わせって個人的に珍しいと思ったのですが
食べてみて納得!ふんわりと控えめな香り、とても好きです。

最後に手前右の「北海道バスクチーズケーキ」。
オホーツクの塩をほんのり効かせたしっとり滑らかなチーズケーキです。米粉が入っているのでむっちりしすぎず、柔らかな食感でした。おいしいお塩がアクセントになっていて、なんとも奥行きのある味わいを楽しめます。


パティスリーアパレイユ。さんでは、土日限定商品のアップルパイをはじめ、タルトタタンなど季節限定で登場するスイーツも人気なのだとか。また、バレンタイン、ひな祭り、クリスマスなど、イベントごとに特別なスイーツが用意されています。ぜひこまめに公式ホームページやSNSをチェックして、おいしい情報を逃さないようにしてくださいね。

パティスリーアパレイユ。基本情報

画像は筆者がオーダーしたパティスリーアパレイユ。さんの2024年クリスマスケーキ「洋なしと紅茶のムース」グルテンフリーです

「せっかくスイーツを食べるなら、おいしくて体に優しいものがいい」
「アレルギー対応のケーキでも、添加物はなるべく避けたい」
おそらく誰もがそう願うことではありますが、現実はなかなか難しいことも…。

パティスリーアパレイユ。さんで作られるスイーツは「おいしさ」と「安心安全」の両方を叶えてくれます。アンの店でお買い物ついでに、気軽に手に取れるというのもうれしいポイントではないでしょうか。

なお、バースデーケーキは通常パターンからアレルギー対応、さらには立体デコレーションなどもオーダー可能。さらにはクリームの種類変更、甘さ控えめ、フルーツ増量など細かなオプションが設定されています。気になった方は、ぜひ記事末記載の公式HPで詳細ご確認ください。
※特注ケーキは7日前までにオーダー必須

Kaori
Kaori

徹底したこだわりに加え、食べる人の気持ちに寄り添ってくれる姿勢がうれしいお店です。作り手のひとみさんもナチュラルで素敵な女性でした!

最後までご覧いただきありがとうございました。

本記事の内容は、2025年2月時点の情報となります。
訪問の際は以下記載の公式HPまたはSNSで最新情報をご確認くださいませ。

店名パティスリーアパレイユ。
住所札幌市白石区本通4丁目南1-13 アンの店内 地図を開く
アクセス・地下鉄白石駅から徒歩約18分
・JR白石駅から徒歩約12分
・地下鉄白石駅から中央バス利用「白石本通4丁目」下車徒歩約1分ほか
・JR札幌駅からJRバス利用「白石本通2丁目」下車徒歩約5分
電話・アンの店 011-863-9373
・アパレイユ。直通 011-846-7827
営業時間10:00-19:00
定休日火曜
駐車場店舗前3台、店舗裏2台(こちらをご参照)
キャッシュレス決済各種クレジットカード、電子マネー、QRコード決済対応
公式HPhttps://annemise.com/
公式SNSInstagram
https://www.instagram.com/appareil.sapporo/
Facebook
https://www.facebook.com/appareil.anne/
(旧twitter)
https://x.com/appareil2013
備考欄バースデーケーキについて詳細はこちらを参照ください

タイトルとURLをコピーしました