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札幌チカホで買える!「おやつ屋 mocotto」の米粉菓子と名物おにぎり

おやつ屋mocotto TakeOut

昨今、実店舗をもたず、イベント出店のみで活躍されている焼き菓子店が急増中です。特に注目すべきは、かつては珍しい部類だった「グルテンフリー専門店」が増えていることではないでしょうか。そこで、今回は札幌地下歩行空間など、イベント出店をメインに展開する「おやつ屋mocotto」さんをご紹介します。こだわりの「お米のおやつ」や自慢の「おにぎり」についてお話を伺いました。

イベント出店専門「おやつ屋mocotto」とは?

おやつ屋mocottoさんは、北海道産の米粉を100%使用した焼き菓子を中心に、おにぎりやキッシュといった軽食も販売するお店です。
主に札幌地下歩行空間(チカホ)や、イオンモールなどに出店されているとのこと。

ちなみに…地下歩行空間とは札幌市のメインストリート「札幌駅前通り」のちょうど真下に位置し、地下鉄大通駅とさっぽろ駅を繋ぐ約520mの地下通路です。

地下歩行空間 大通側入り口。毎日多くの人が行き交う主要通路です

縦に長く横に広い通路の両端には、個人店のブースが軒を連ねるマルシェのような出店スペースが点在しており、ちょっとしたお買い物スポットとなっています。

おやつ屋mocottoさんも、このチカホイベントに軒を連ねるお店のひとつです。
チカホ出店23出店日等詳細は記事下の情報欄参照)

取材日は、ちょうど大通入口付近にブースを構えていたmocottoさん

mocottoさんがイベント出店をスタートしたのは2023年4月。2025年取材時点でもうすぐ2周年を迎えるとのことです。
北海道産のお米「ゆめぴりか」米粉で作ったスコーンやマフィン、クッキーといった焼き菓子を中心に、キッシュや玄米おにぎりといった軽食も販売しています。

奥にみえるのが玄米おにぎり「ハスカップ塩漬け昆布」と「しょうが麹肉みそ」

作り手であり、店主の田中麻衣子さんはホテルのパティスリー出身。
「小麦が食べられない方にも安全でおいしいお米のお菓子を届けたい」
という想いから、すべての商品はグルテンフリーで、厳選した北海道産の素材を中心に使用されているとのこと。

Kaori
Kaori

お菓子だけでなく、軽食まで作られているなんてすごい!

田中さん
田中さん

以前、家事代行の仕事をやっていたこともあって…お菓子もお料理も両方好きなんです

Kaori
Kaori

家事代行といえば、限られた時間内で仕事をこなすというイメージ。
なるほど!だからこんなにたくさんの種類を並べることができるんですね。

田中さん
田中さん

製造は私一人ですが、お店の運営やラッピング、委託先への配達などはお手伝いの芙美さんという方にお願いしているんですよ。


普段店頭には店主の田中さんをはじめお手伝いの芙美(ふみ)さん、そしてときどき息子さんも立たれることがあるのだとか。なんだかアットホームな雰囲気でステキですね。

ちなみに、店名の「mocotto」とは、田中さんの愛犬のお名前が由来なのだそう。
可愛らしく親しみやすい店名に、ますます親近感が湧いてきました。

モコモコちゃんがいます^^

イベント出店という特性か、お客様は新規の方が多いそうですが、それでも3分の1のお客様はリピーターなのだとか。

客層は小麦アレルギーの方だけでなく、健康志向の方も多いといいます。

田中さん
田中さん

『お米のお菓子は健康食のようであまりスイーツ感がないイメージだったけど、mocottoさんのはちゃんとスイーツでおいしい!』とお褒めの言葉をいただいたときはとっても嬉しかったです。

おやつ屋mocottoのラインナップとこだわり

取材時に店頭に並んでいたお菓子のラインナップをご紹介します。

*お米のおやつのラインナップ*
(米粉は北海道産ゆめぴりかを使用)
・米粉クッキー…各種¥250
・おつまみ米粉クッキー(砂糖不使用)…各種¥250
・米粉蒸しパン…各種¥300
・米粉マフィン…各種¥300
・米粉レモンケーキ…¥300
・米粉カステラ…¥300
・米粉サブレレーズンバターサンド…¥300
・米粉ガトーショコラ…¥300
・米粉スコーン(砂糖不使用)…各種¥300
***
・玄米おにぎり(ハスカップ塩漬け昆布/しょうが麹肉みそ)…各¥250
・米粉キッシュ(自家製ベーコン、ほうれん草)…¥400

*mocottoさんならではの特徴*
①塩麹・甘麹・生姜麹・ココア麹など、さまざまな玄米麹を使い分けしたお菓子
(甘麹を使った砂糖不使用スコーン、生姜麹を使った玄米おにぎりなど)
②厚真町の原種ハスカップを使った商品
(ハスカップの塩漬けおにぎり、塩味クッキーなど)
③塩味クッキーやおにぎり、キッシュなどおつまみや軽食も販売

Kaori
Kaori

米粉のお菓子でおつまみ系クッキーがあるのは珍しい気がします。
あと、ハスカップの塩漬けというのがあるんですね!

田中さん
田中さん

ハスカップは叔母の農園で採れたものを使用しています。塩漬けは昔、叔母が作ってくれていたのを再現したものなんです。

ハスカップって何?
アイヌ語で「枝の上にたくさんなるもの」を意味する「ハシカプ」が語源

和名「クロミノウグイスカグラ」
主に日本では北海道に自生するスイカズラ科の果実を指し、ブルーベリーを細長くしたような青い実が特徴。ただし酸味が強いので生食ではなく、多くはジャムなどの加工品で出回る。

*ハスカップ名産地の厚真町では、ハスカップの塩漬けや、ハスカップ塩漬けを具にしたおにぎりを食べる文化が根付いているのだとか。
参考:https://hokkaidofan.com/haskap-foodstyle/

これがハスカップの実。北海道以外の方は知らない人も多いかもしれません

ハスカップおにぎりをいただいてみた感想はこのあとご紹介します!

お米のおやつとおにぎり、キッシュを実食

取材日に購入した商品です。

画像は真ん中が「しょうが麹肉みその玄米おにぎり」左から時計回りに「自家製ベーコンのキッシュ」「スコーンココア麹・ブルーベリー」「レーズンバターサンド」「プレーンスコーン」「ハスカップのおつまみクッキー」

玄米おにぎり2種とキッシュ

ハスカップのおにぎりは、少し前に購入して試食済みでした。

おにぎりとキッシュはランチにぴったり

ハスカップの鮮やかな紫色が印象的な玄米おにぎり。
一体どんな味がするの…?とワクワクしながらいただいてみました。

すると、なんだかとても懐かしい感覚が。

Kaori
Kaori

これは……梅干し?

あくまでも個人的な感想ですが、味や風味は梅干しとよく似た、爽やかな酸味です。
ハスカップの塩漬けは、日本人の味覚によく合うおいしさだということが分かりました。玄米もしっとりと炊いてあるのでとっても食べやすいです。

続いて、取材日に購入したしょうが麹肉みそのおにぎりと、自家製ベーコンのキッシュです。

しょうが麹の豚肉みそは、優しくまろやかな味わい。豚肉だから少し温めたほうがいいかな?と思いましたが、麹の力なのか、そのままでもしっとりで、とても旨味を感じました。

自家製ベーコンのキッシュは、お店でもおすすめされたように、温めることで生地のサクサク感が蘇ります。
通常はオーブントースターで温めますが、今回はホイルに包み、魚焼きグリルで5分ほどリベイクしました。

すると、外側のパイ生地はサックサクに、中はとろりと仕上がり…

Kaori
Kaori

もう幸せ!
薄めに敷かれた生地がサクサクで、食べたあとも脂っこさを感じません。

ごろごろと入っている自家製ベーコンは、緑茶で風味付けしているのだとか。市販の燻製品は添加物も気になる人が多いかと思いますが、これなら安心していただけますね。

米粉の焼き菓子各種

次はハスカップチーズソルトクッキー、レーズンバターサンド、スコーン各種をいただいてみました。

左上から時計回りに「ハスカップチーズソルトクッキー(砂糖不使用)」、「プレーンスコーン」「ワイルドブルーベリーのスコーン」「ココア麹のスコーン」、「レーズンバターサンド」

ハスカップチーズソルトクッキーは、粉チーズの風味に甘酸っぱいハスカップがマッチしたクッキーです。このおつまみクッキーシリーズはほかにも何種かいただいてみたんですが、トマト風味、枝豆風味など、どれもハマるとクセになるものばかりでした(笑)
お酒に合うのはもちろん、甘いものが苦手な方へのお土産にもおすすめです。

スコーン各種も、同じく砂糖不使用。
ただ、スコーンは玄米麹の自然な甘みがあるので、「パン感覚」といったら良いでしょうか。こちらも、キッシュ同様にホイルで包み、5分ほどグリルで温めてからいただくと、外側はカリっと、中はふんわりとした食感になります。

拡大すると、このような感じです。

キッシュ同様、温めることでバターがふわっと香って幸せな気分になります^^
そのままでも十分おいしいのですが、ちょっとひと手間かけることで格段においしさがレベルアップするので、ぜひリベイク、お試しくださいませ。

一方で、冷やすことでよりおいしくなるのが、「米粉サブレ レーズンバターサンド」。
確かに冷えていたほうがバタークリームのおいしさが引き立ちますね。

こちらのラムレーズンもmocottoさん特製。ラム酒はなんと石垣島から取り寄せたという本格派の味わいです。

Kaori
Kaori

どれも手がかかっていることが感じられて、心が豊かになる味わいでした♪

おやつ屋mocotto 基本情報

mocottoさんはグリーンと黄色ののぼり旗が目印。

北海道で育まれた素材を生かし、丁寧に作られたお米のおやつは、どれもmocottoさんならではの個性が光るものばかり。できるだけ身体に良いものを食べて欲しいという、田中さんの優しい思いが詰まった商品を、ぜひ手にとってみてはいかがでしょうか。

出店場所等スケジュールは、月ごとに下記表記載の公式Instagramにてお知らせがあります。訪問の際は必ずご確認の上、足をお運びください。
また、mocottoさんのお菓子は東区のセレスタ札幌1F「どさんこシェフ」でも購入できるそうです。

Kaori
Kaori

田中さん、今後の展望はありますか?

田中さん
田中さん

2025年4月で2周年を迎えるので、今後は間借りカフェを毎月固定で開催予定です!

カフェではどんなお料理が出てくるのでしょうか…。今後もますます楽しみな「おやつ屋 mocotto」さんのご紹介でした。

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

※記事内容は2025年3月時点の情報です

店名おやつ屋 mocotto
電話09062101454
主な出店場所・チカホ(大通東/北3条/22%market 等)
・イオン
etc.
【委託販売場所】
・どさんこシェフ
(札幌市東区北12条東7丁目1−1セレスタ札幌1F)
営業時間イベントごとに異なる
キャッシュレス決済各種クレジットカード、電子マネー、QRコード決済対応
公式SNSInstagram
https://www.instagram.com/oyatsuya_mocotto/
備考欄*オーダーケーキやクッキーの詰め合わせなども可能
Instagramのダイレクトメッセージで要相談
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